ガザでは今日から3日間の喪に服している。学校も休みになり、商店も閉められている。通りには人の姿も車もまばらだ。まるでガザ全域が外出禁止令になったようだ。
唯一、人で混み合っていたのは、ヤシン師の葬儀の場所だ。ガザ市では3日間の葬儀が行われた。男性と女性は別れ、自宅ではたくさんの人たちが入りきれないので、ヤルムーク競技場で行われた。怒り、悲しみ、新たな闘いを誓う言葉が続く。
女性側は家族の人たちが前列に並び、次々と哀悼に来る人たちに対応している。ヤシン師の奥さんは気丈にも涙を見せず、娘たちがその横で、母親をかばうかのようにすわっていた。ほとんどの女性は目だけを出して全身を黒衣でおおっている。
いつもの葬式ならコーヒーが振舞われるが、今日はジュースとダーツだ。これはお祝いのときのものではないか?私が不思議に思うと闘いで死んでいった人は殉教者としてたたえられ、悲しみではなく、勝利者として祝うのだという。日本人の私には理解することは難しいが、闘うためには悲しんでいられないという気持ちはわかる気がする。
ヤシン師の追悼集会で(イスラミック大学)
女性たちとヤシン師の肖像画
追悼集会に参加した女子学生たち
額に鉢巻した女子学生