吉田敏浩(よしだ としひろ)
1957年大分県生まれ。77年より、ビルマ、タイ、アフガニスタンなどアジアの多様な民族世界を訪ねる。
85年3月から88年10月まで、ビルマ北部のカチン州とシャン州を長期取材し、その記録をまとめた『森の回廊』(NHK出版)で、96年に第27回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。
近年はおもに、現代日本社会における生と死の有り様、「戦争のできる国」に変わるおそれの高まる日本の現状を取材している。
【おもな著書】
『森の回廊』(95年NHK出版)
『宇宙樹の森』(97年現代書館)
『北ビルマ、いのちの根をたずねて』(00年めこん)
『生命の森の人びと』(01年理論社)
『夫婦が死と向きあうとき』(02年文春文庫)
『生と死をめぐる旅へ』(03年現代書館)
『民間人も「戦地」へ テロ対策特別措置法の現実』(03年岩波ブックレット)
『ルポ 戦争協力拒否』(05年岩波新書)
『反空爆の思想』(06年NHKブックス)
『密約 - 日米地位協定と米兵犯罪』(10年毎日新聞社)
『人を"資源"と呼んでいいのか - 「人的資源」の発想の危うさ』(10年現代書館)がある。