シム:肥料がなんで爆発するんでしょう?
女性:さあ?そんな噂があったということです。それからスパイがやったという話もありましたし。それで45歳の女スパイが捕まったという話もありました。
シム:ああ、私が住んでいる所でも、どこかのばあさんが捕まったなんていう噂がありましたね。将軍様を暗殺しようとしている地下組織があって、そこで長い間訓練を受けたばあさんが、爆発物を設置したけど失敗した、なんていう話。現場見ていたコチェビがその話を人にしたせいでばれたとか、そのばあさんは、いくら拷問しても口を割らないとか...。それが本当だとしたら、大した女だ。
女性:そうやねえ。45歳だろうがばあさんだろうが、とにかくその話しが本当なら、南朝鮮から入って来たスパイでしょう?
シム:もしもそれが本当なら、すでに公開裁判になってるんじゃないかな?それに、そんなにたくさんの人を殺したのが女だとしたら、それも少し変だし。
女性:でもねえ、あまりしつこく聞かないでくださいよ。私が変に思われるじゃないですか。自分に関係ないことは知らずにいるのが一番ですよ。そうでなくても、ここは保衛員たちが目を光らせてるんだから。
シム:それじゃ、あなたの考えはどうですか?もしかしてこれは......。
女性:みんな気にはなってるんですよ。なんでちょうどあの時間に爆発したんだろうってね。将軍様が中国から帰ってくる前に爆発してたら問題ないじゃないですか。それがなんで、中国非公式訪問から帰ってきて、白馬の方に周ったちょうその時間に、あんなふうに爆発したのか...。そんな話しを皆でひそひそしてたけどね。とにかく、列車には常に、将軍様を護衛するのを研究してる人たちが中に乗ってて、その人たちが、爆発を察知して白馬の方へ回ったんじゃないかっていう話しもあった。
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