ビルマ潜入紀行 ~東南アジア最後の軍事独裁国家からの報告~
4つの新年祭(中)
※お断り ミャンマー(ビルマ)入国取材の安全を期して、宇田有三氏は「大場玲次」のペーネ ームを使用していましたが、民主化の進展に伴い危険がなくなりましたので、APN内の記事の署 名を「宇田有三」に統一します。
【カレン軍兵士に見守られながら、納棺直前のボーミャ元議長。25年間カレン軍の武装抵抗を率いてきた最後の姿】
そのボーミャ元議長も2006年12月24日の早朝、武装抵抗の結果を見ることなく、息を引き取った。
翌日、ボーミャ元議長の逝去に関して多くの報道がなされた。
葬儀が行われるその日、ビルマ軍事政権に対して抵抗を続ける多くの団体が参加した。
ボートで偶然出会った男性は、カレン民族同盟と共に軍政府に抵抗するアラカン人のグループであった。
【納棺直前のボーミャ元議長。胸には(武装抵抗開始から)「50周年記念(1999年)」のメダルが光る】
カレン民族の旗に身を包まれたボーミャ元議長は、安らかな顔で横たわっていた。
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