【田植えに精を出す人びと。ビルマでは人口の七割近くが農業に従事しているとされている。朝から夕方まで、文字通り地に足をつけて働く】
また、両替所に行くと、100米ドル札と20米ドルとではレートが異なる。
高額紙幣の方が両替率は良い。
例えば100米ドル札の交換は１ドルが1270Ｋなら、20米ドル札は1240Ｋにしかならない。
その差30Ｋは、日本円にして３円くらい。
100米ドルを交換して、100ドル札１枚と20米ドル札５枚なら、日本円にして約300円の違い。
でも普通のビルマ人とつきあっていると、これが大きい差と感じるようになる。
真夏（ビルマでは３月）の太陽が照りつける日のこと、交換レートが10Ｋでも高い両替所で交換しようと、街の中心スーレーパゴダからボージョー市場に向かって汗だくになって歩いていた。
あまりの暑さに、気温はたぶん40度近くあっただろう、目眩を感じて立ち止まった。
その時ふと、「一体、オレは何をしてんだろう」と思わず我に返ったことがあった。
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