APN_watai_080130_002.jpg【番組】 2008/04/20 報道の魂 (TBS系列)関東地方のみ
2008年4月20日(日)
深夜午前1時05分~(関東地区のみ)
TBS『報道の魂』
「光市母子殺害事件~もうひとつの視点」
綿井健陽
番組ページへのリンク
http://www.tbs.co.jp/houtama/
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番組ホームページから
1999年、山口県光市で起きた母子殺害事件。被告の元少年に死刑判決が下るのか、差し戻し控訴審判決が注目されている。
一方で、この事件をめぐっては、「行き過ぎた報道」、「一方的な制裁報道」が指摘されるなど、事件報道のあり方そのものが問われる場面もあった。タレント弁護士の扇情的な発言により「弁護団懲戒請求騒動」が起きたことも記憶に新しいところだ。
ジャーナリストの綿井健陽さんは、マスメディアが流す報道をいったん疑って、自らの目と耳でこの事件を再検証することにした。これまでイラク戦争取材などを通して、綿井さんはマスメディアが流す情報と取材現場との間に、大きなズレがあることに気づいていた。
「予断を排除して、まずは現場に飛び込むのが自分の仕事...」
綿井さんはこの事件についてもそう考え、法廷での傍聴は勿論、被告の元少年への面会、事件現場の取材などを繰り返してきた。そんな綿井さんの取材活動に密着し、光市事件を別の角度から再検証してみた。
そこで浮かび上がってきたのは、少年犯罪を大人と同等の裁判にかけることの是非、裁判があだ討ちの場と化してゆくことの危険性、センセーショナルな報道がもたらす弊害、などであった。問われているのは被告の元少年だけではなく、事件を取り巻く社会そのものだったのである。
裁判員制度導入まであと一年...。事件報道のあり方を問う典型的なケースとして、差し戻し控訴審判決が目前に迫った光市事件について、あらためて考える。
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