4月30日
咸鏡北道会寧市

白米          2500
トウモロコシ      1000
ガソリン        4900
1ドル         3300
1元           500

5月3日
咸鏡北道会寧市      両江道恵山市

白米        2400              2000
トウモロコシ    1000              1200
ガソリン      4800              4000
1ドル        3100            2800-3000
1元         450               440
(いずれも単位はウォン。穀物とガソリンは1キロ当たりの市場価格)

ちなみに昨年3月初め、白米は約1000ウォンだった。ざっと2.5倍上がった計算になるが、中国1元が約350ウォンほどだったので、朝鮮ウォンの対元レートは25%ほど下落している。それを差し引いても、2倍弱の値上がりだから大変な高騰であることは間違いない。
内部から伝えてきた数字を見て気になる点をいくつか列挙しておく。

・ 会寧のトウモロコシが他所より安い。逆に平壌のトウモロコシがえらく高い。理由は不明。
・ ガソリンが高騰している。日本円換算でざっと150円ほどにもなる。国際油価の高騰がもちろん影響しているのだろうが、それにしてもべらぼうな高さだ。ガソリンのほとんどは中国からの輸入だが、度を越した高騰の原因は調査中だ。

・ メーデー明けの5月3日からは価格が下がり始める兆候が見られる。中国との国境貿易と密輸が活発な恵山市では急落。市場では高騰に一服感が見られるという。
今後、穀物価格は下落していくかもしれない。
~続く~
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