シム:そしたら、何を改革すればいいかな?
チュ:そうだね。例えば、学校では何だかんだと金を出せって言うんだが、人民学校はまだましだけど、中学校だと子ども一人当たり、一年でだいたい一万五〇〇〇ウォンかかるんだ。(注1)

シム:てことは、一か月一〇〇〇ウォン以上か! 月給のほぼ半分ですね。
チュ:もともと無料教育のはずなのに。経済状態が悪くて国家が学校を運営できないから、まあ学費みたいなもんだよ。
でも、子どもはいたずらもするやないか、ガラス割ったり。そんなの国家で修理すべきなのに、そういうものまで子どもに持ってこいって言うんだ。子どもたちに、ガラス代が一平方mあたりいくらかかって、一〇平方m買わないといけないから、いくらずつ金を集めるって言うんだ。

そんなものまで個人負担になってるんだよ。
だからみんな、「子どもたちからわけのわからない金をかき集めるんだったら、いっそのこと、もうちょっと金を出してもいいから教育の質を少し上げてくれた方がましだ」って言ってるよ。

ドン:病院も同じだよ。「無償治療」とかってきれいごと言ってるが、手術一つするにしたって、手術費用が、まあ、法律で決まってるわけじゃないけど、本人負担が大きいもんな。
だから、みんな「いっそ、病院では無償治療やめて、金取って、薬も売ればいいじゃないか」って言ってるんだ。国家は「無償治療」って建前ばかり言ってるけど、実際は治療を受けたら医者個人に金を払わないといけないんだから。

シム:それが改革じゃないんですかね。制度を、名前だけの無償から有償に改革してくれってことでしょう? 国民はそう要求してるのに、韓国側に逆に解釈されると困りますね。
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