祝日の駅前通りいっぱいに敷き詰められていたのは、住民たちが個人の小土地で収穫した、トウモロコシの粒。こうして天日でカラカラに乾燥させると、食糧として半年は保存できる。
（以上 撮影リ・ジュン）
注１ 回想者による金正日の業績と徳性についてのドキュメンタリーを連載した『主体時代を輝かせながら』の別称が『徳性実記』だ。
金日成の業績と徳性についての実録は『人民たちの中で』なのだが、その別称は『回想実記』だ。
一週間に『回想実記』と『徳性実記』からそれぞれ二つの項目を抜粋して研究する思想教養課題が全国民に義務的に割り当てられている。
注２ 平安北道昌城郡水豊湖畔にある金正日の別荘。
昔は政府の招待所（政府高官たちの休養施設）だったのが、七〇年代に入って金親子専用の別荘になった。
通常、金親子別荘の周辺地帯には現地指導の史跡地が多いことが特徴だ。豪勢な休暇ついでの「現地指導」なのだ。
注３ 神格化された金親子がやってきた全ての場所を、北朝鮮では「革命史跡地」と言って遺跡化、聖地化している。それらを統括する政府部署が「革命史跡管理総局」だ。
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