Q:安くできるのなら、若い女の子達は皆やりたくなるかもね。
A:たとえ生活水準が低くても、流行にはついていこうとするもんです。最近では二重まぶたは流行ではなくて、自然なのがいいとされてます。目が小さければ小さいなりに、顔が小さければ小さいなりに、肌さえきれいにしてればいいと。
Q:最近は美容商売(エステ)もあると聞いたけれど。
A:公衆浴場に行けば美容もできるし按摩も出来ますよ。中国のような垢すりや蒸し風呂はないです。ここ(中国)で公衆浴場に行きましたが、朝鮮のとよく似ていました。
朝鮮では恩徳院(ウンドゥウォン)と呼ばれているんですが、貸しきり湯、夫婦湯、家族湯があります。料金は一般湯が三〇〇ウォン、貸し切り湯は一〇〇〇ウォンです。ホテルとか華僑が運営している所は三〇〇〇ウォンもします。
Q:以前にはなかったと思うが。
A:以前は単に風呂場があっただけでした。今では恩徳院に行けば「乾髪器」(ヘアードライヤー) や「直髪器」(ストレートパーマの機械) などもあるんです。
服装の取締り
Q:なるほど朝鮮の女の子たちも身だしなみにすごく気を使っているわけだ。服装は自由に着られるの? 取締りはあるの?
A:チムバズボン (中国の女性が家の中だけで着るゆったりしたズボン) は着ることができません。それから、社会主義生活様式に合わない格好をすれば取り締まられます。
Q:スカートは?
A:夏には膝から少し上のスカートをよく着ます。最近の流行りは膝下ではなくて膝上で短く履きます。スカートを短くするのを見るとカッコいいと思うんです。
Q:この程度はない?(ミニスカートぐらいの丈を指す)
A:そんな短いのはないですね。
Q:色は?
A:色は特に取り締まらないです。
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