Q:こんなズボンでも生意気だと言うの? 女性たちはどう思っているんだろう。
A:女性を見下していることだから、嬉しくはないですよ。

Q:最近はどんなのが流行っているの?
A:いま女性たちが憧れているのは、革製の服なんです。けれど着ていると取締りに遭います。《モムメパジ》もそうですけど、いくら取り締まっても隠れて着る人はいなくなりません。

Q:靴は?
A:白い《ヒューズ》》(《シューズ》が訛った言葉。スニーカーのこと)が流行ってますね。
(つづく)

注1 労働鍛錬隊 職場に出勤しない者、脱北して中国から送還されてきた者、「生活総和」と呼ばれる思想検討集会をさぼった者など、「素行が良くない」、「秩序から逸脱した」と判断された人々を、「思想改造」「鍛錬」という美名のもとに、裁判もなく無報酬で強制労働させる機関だ。
各地の市、郡、大きな企業所に一ヶ所ずつある。保安署(警察)の管轄である。

期間は普通一ヶ月から六ヶ月程度。環境は劣悪で死者が出ることもあるという。鍛錬隊には、普通数百人程度の収容者が拘束されていて、「コッパック」「黒い雲部隊」「行くぞ部隊」などの隠語で呼ばれている。

注2 小土地 個人が山肌や荒れ地を勝手に焼畑にして開墾する事例が、食糧事情が悪くなり始めた八〇年代から増えた。農場や機関の持つ公的な耕作地の枠外の、いわば「隠し畑」である。

中国から見る北朝鮮の山は、相当な傾斜面でも耕されているが、これらはみな小土地だ。権力者たちは勝手な開墾を禁止しながらも、食糧を供給できないため、賄賂を取って開墾を黙認するという形で維持されている。

なお、小土地は主に北部の咸鏡道、両江道で使われる俗語で、地域
ごとに呼び名は異なる。

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