シム:食べられない?
子供3:ゴミ捨て場で拾って食べてます。
シム:ゴミ捨て場か。
子供3:はい。
シム:あちゃあ、どうするんだ、そんなんで。
子供たち:......。
シム:(金を与えようとする)この金額じゃ、少なすぎて足らないか。
子供2:大丈夫です。
シム:これで明日は、朝ごはんでも食べなさい。ほら、そこの一番大きい君、お金を受け取って。三人でちゃんと食べなさい。五〇〇ウォンあるから。それにしても、こんなに寒いところで、かわいそうに。そこの小さい子。君は、ご飯もまともに食べられないくらいだから、学校にも行ってないだろ?
子供たち:......。
シム:君たちみんな海州の子か?
子供2:はい。
シム:家はないのか? お父さん、お母さんは?
子供2:母さんは、僕を棄ててどっかに行っちゃったし、お父さんは死んでしまいました。
シム:そっちの一番小さい君は?
子供1:家を売って逃げちゃいました、母ちゃんが。
シム:母ちゃんが逃げた?
子供1:うん。
シム:家を売って? じゃ、君は?
子供3:僕のとこは離婚したんです。
シム:そうか、両親が離婚したのか。でも、家に帰らないで、こんなとこでいたら叱られるだろ。
子供1:どっちも僕を引き取ろうとしないんです。
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