エスマーイール・コウサリー
(事態の改善には)ムーサヴィーとキャッルービーは後悔を表明し、法に従うことだ。反乱者たちはチャードルを来た女性を殴り、宗教施設に火を放ち、礼拝の説教師と礼拝者たちを襲った。

エマード・アフルーグ
ムーサヴィーの声明には、一部の政治家たちが疑っていたことへの回答が含まれており、これは吉兆である。この声明にははっきりと、外国の勢力や不名誉な者達、MKOといった不吉なグループへの嫌悪が表明され、選挙後の出来事のテレビ報道の仕方を非難する一方で、法に忠実で責任感のある誠実な政府、憲法で定められた権利が求められている。

総じて、半ば危機的状況にある国の現状は、相争う双方の過激主義、特に資金や人員を有する有力者たちの過激主義を遠ざける必要があり、イスラム革命とイスラム共和国に忠実で義務を負う勢力と、チャンスをうかがい体制を破壊する要素とを分けるための土台を整えるために、最高指導者の監督のもと、状況を変えてゆく必要がある。

いずれの側からにせよ、過激な表明がなされれば、短期間では一部の人間の慰めになり、表面上の平穏は得られるかもしれないが、必ず、問題を慎重で公平に解決してゆくことで、根本的な解決策を忍耐強く求めなければならない。

選挙後の出来事に対処する最善の方法は、これまでの出来事の中で見られた政治家達の政策や行動、選挙で戦った者たちのグループの立場や見解の中に原因を見出すことだ。その原因は、選挙戦での両者のテレビ討論、そしてその後の両者やそれに類するメディアの立場の中に求めることが出来るかもしれない。

あるいは、過去4年の政府の実績と、ライバル候補を支持するグループの実績、また、彼らが政府を認めなかったり、集団で閣僚を辞任したり、議会で座り込みを行なうなど、好ましくない立場を取ったことにも、原因を求めなければならない。

我々の理想は常に、イスラム革命の枠内では見解の相違は公式に認められているということだった。なぜなら、こうした場合でのみ社会の発展と向上に言及できるからだ。社会は、一つのやり方だけでは、よどんで腐った水のようなになるだけでなく、不和と偽善に満ちたものとなるだろう。いずれにせよ、安全で安らかな環境でのみ、穏健な人々と、イスラム革命とイスラム共和国の理想に忠実な様々なグループの参加により、現状を健全なものへと変えることが出来る。
(3に続く)

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