ラングーン(ヤンゴン)市内に出現した巨大ショッピングセンター。他方、過去10年のあいだに路上で物乞いをする人の姿は急増している。2010年10月 撮影 宇田有三

 

この10年、ラングーン(ヤンゴン)市内で起きたもっとも大きな変化は、貧富の差の拡大であろう。頻繁な停電は相変わらずだが(さすがに選挙前は減っている)、一方で市内の各地には、巨大なショッピングセンターの出現が目につく。
いったい、誰が買うのだろうか。そう思わざるを得ないほどの商品が溢れかえっている。軍の高官にコネクションのある人だけが得をするようなシステムが強固に作り上げられ、固定化してしまっているようである。(ラングーン=宇田有三)

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