ラングーン(ヤンゴン)市内にあるアウンサンスーチー氏の自宅近くには、バリケードが敷かれ、警備当局が監視しているため一般人は近づくことができない。
それでも、自宅付近には200人あまりの人びとが集まっていた。
今日か明日にも自宅軟禁から解放される、との情報を聞きつけた人びとがスーチー氏をひと目見ようと期待を寄せていた。スーチー氏の顔がプリントされたTシャツを着た男性が肖像写真とともに自転車で駆けつけると、地元の記者たちは一斉にカメラを向けていた。 自由な取材が許されていないため、外国メディアの現地スタッフも混じっているようだ。
周囲は武装警官が警戒し、私服警官たちは支持者や記者たちの顔写真を撮っていた。<ラングーン(ヤンゴン)=宇田有三>