ミャンマー国際航空(MAI)は23日、ミャンマー(ビルマ)最大都市ヤンゴンとカンボジアのシェムリアップを結ぶ新規路線の運航を開始した。
シェムリアップのアンコール遺跡群には年間約100万人の外国人観光客が訪れており、路線開設によって、バガン仏教遺跡群などがあるミャンマーを訪れる外国人観光客の増加が見込まれる。
水曜と土曜の週2便で、機材はエアバスA320型(160席)を使用する。
24日付国営紙は1面トップで報じた。23日午前にヤンゴン国際空港で行われた就航式典には、国防省第5特別作戦室長ティングエ少将とヤンゴン軍管区司令官トゥンタン准将ら要人が出席した。
MAIは、現在ヤンゴンとバンコク、シンガポール、クアラルンプール、ガヤ、広州を結ぶ定期便を就航させており、今後は、東京、ソウル、ニューデリー、ドバイ、ジャカルタ、バリを結ぶ路線の開設を計画している。
また、ミャンマーの「イレブン・ニュース」によると、同便でミャンマーに入国する外国人にはアライバルビザが発給される見込みという。
アライバルビザの発給は、昨年5月1日からヤンゴン国際空港とマンダレー国際空港で運用が開始されたが、昨年9月1日以降、停止したままだった。
【赤津陽治】