「ほんと働き者なんだな、"ティベタン"は。牛の糞も燃料として使うし。違う生活をしているよ、彼らは。それに商売がうまい。ほら、これ、ジャウスーが中国側で仕入れてきた新しい形の靴だ。買わされたんだ。まあ、良い品だから買うんだけどね。それにプータオじゃ売っていない鍋や電化製品も中国側動くから仕入れているし。ポーターのたちは、嬉しそうに彼から何かしら買ってるよ」

山の人の暮らしを知っているウー・テェットンが、苦笑いしながら言う。
商品の流通だけをみると、ヤンゴンとプータオ、タフンダンと中国という繋がり で、その「辺境」の立場が完全に入れ替わっている。
つづく
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