ビルマ(ミャンマー)の民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(66)は14日、昨年11月の自宅軟禁からの「解放」後、政治的な活動として初めて最大都市ヤンゴンを離れ、ヤンゴンの北80キロに位置するバゴー市を訪れた。
バゴーは、先週から13日まで雨季の激しい雨が降り続き、町の中心部は洪水となり、僧院は避難民であふれかえった。
スーチー氏がバゴーを訪れたこの日、青空が広がり、大通りにはスーチーさんを歓迎する車列と人びとが並んだ。
2003年にスーチーさん一行がザガイン管区での遊説中に襲撃されたこともあり、ビルマ当局は安全上の理由から地方での政治活動をやめるように警告していた。
【バゴー・宇田有三】