ミャンマー(ビルマ)最大都市ヤンゴンで27日朝、農民ら約50人が当局の土地接収に抗議するデモをおこなった。
ミジマ・ニュースの報道によると、デモは、ヤンゴン市中心部にある住宅開発局前でおこなわれ、数十分後に現場に急行した警察によって散会させられたという。
デモに参加した農民は、ヤンゴン市周辺地域から集まり、接収された農地の返還と土地国有化法の廃止を要求した。
農民が掲げたプラカードのひとつには「金は要らない。土地だけが必要なのだ」というスローガンが記されていた。
ヤンゴン北部では、農民約1千人から約1万エーカーの土地がわずかな賠償金と引き換えに接収されたという。
AFP通信は、デモを指揮した弁護士ポーピョー氏と農民2人が連行されたと伝えた。【赤津陽治】