◆朝鮮中央通信が報道 金正日特番に反応か
朝鮮中央通信電子版は21日、韓国メディアの北朝鮮関連報道を激しく批判する記事を二本立て続けに配信した。
一本は中国の「環球時報」の記事を紹介する形で、韓国中央日報が19日に報じた「中国が北朝鮮に原子力発電所建設計画」、「中国が北朝鮮の安定のために数十万トンの食糧支援か」という内容の記事を引用。また、連合ニュースが19日に配信した「電力難と給水難」にも言及した。

もう一本の記事は、軍の将校と朝鮮記者同盟中央委員会部長の二人のインタビューのコメントを紹介する形式をとりながら、「南朝鮮の一部のメディアが李明博逆賊一味の反共和国たわごとに曲調を合わせている」と非難。
人民軍将校の「KBS(韓国放送公社)を直ちに打ち壊す」というコメントを紹介している。
KBSが金正日総書記の死去に合わせて金正日時代を振り返る特番を放映したことに対する反応だと思われる。

以下は、二本の記事の全文。

記事1
「 南朝鮮の保守メディアが民族の大国喪以後、わが共和国に対する謀略、中傷にいつとなく熱を上げている。
中国の『環球時報』20日付は、南朝鮮駐在本社特約記者の次のような記事を掲載した。
南朝鮮のマスメディアは、各種の不正確なニュースをもって大げさにけん伝している。

中国が朝鮮に原子力発電所を建設してやるということをはじめありとあらゆる怪異なニュースがある。
『中央日報』19日付は、中国を狙った二つのニュースを報じた。一つは中国が朝鮮の羅先経済貿易地帯に原子力発電所を建設してやる支度をしているということである。もう一つは、中国が朝鮮の安定を維持するために数十万トンの食糧を援助するかも知れないということである。
『連合ニュース』」は19日にも引き続き朝鮮を非難した。同通信は、朝鮮が今 『電力難と給水難』に見舞われており、物価も「急騰している」と報じた」
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