
国軍と戦争状態にあるカチン独立機構(KIO)の代表団が7日、ミャンマー政府側と5回目の停戦協議を行なうため、ライザを出発した。協議は、ミャンマー国境の雲南省・瑞麗(シュエリー)で8日から始まる。

KIO代表団は、常任中央委員ら8名。代表団のひとりで常任中央委員のジーノーン氏(60歳)は出発前、「合意に至るかどうかは、ミャンマー政府側と話し合いをしてみないとわからない。すでに根回しをしてあるという状況ではない」と語った。代表団一行は、ライザから中国側に徒歩で渡り、中国政府が用意した車で瑞麗に向かった。
【カチン州・ライザ(ミャンマー・中国国境)=赤津陽治】