◆革命49周年祝い「支持と連帯を再度確認」 
朝鮮中央通信は7日、金正恩氏がシリアのアサド大統領に、革命49周年を祝う祝電を送ったと報じた。
シリアは北朝鮮にとって数少ない友好国の一つで、金正日政権時代も、相互の指導者の誕生日などに毎年祝電の交換を続けてきた。

シリアでは、政府軍による反体制派市民への攻撃で死者が続出していることが連日伝えられているが、政権を世襲後継した金正恩氏も大統領に祝電を送ったことで、混沌とするシリア情勢にあって、アサド政権支持を改めて鮮明にしたといえる。

一方、アサド大統領からも、金正恩氏に既に二度の祝電が送られたと朝鮮中央通信は伝えている。昨年末に「国の最高指導者になった」とされた時と、1月に「朝鮮人民軍最高司令官」になった時だ。
以下は記事の全文。

朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長、朝鮮人民軍最高司令官の金正恩同志がバース・アラブ社会党地域書記のバッシャール・アサド・シリア大統領に7日、祝電を送った。
祝電は、次のとおり。
わたしは、シリアでの3月8日革命49周年に際して貴下とバース・アラブ社会党、そして友好的なシリアの政府と人民に熱烈な祝賀を送る。
わたしは、この機会に国の自主権と安全、安定を守るための貴党と政府、人民の努力に対するわれわれの支持と連帯を再度確言しつつ、貴下の健康と幸福、責任ある活動で成果を収めることを願う。
(石丸次郎)

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