◆「恐ろしく恐ろしい国―北朝鮮【政権】」
以前からパソコンのトラブルにイライラしていて、もう我慢できないと、パソコンを最初に買った状態に戻す「初期化」というものをしました。すると、いろんなソフトやファイルもなくなってしまい、かえって大変なことになっています。無知だけならいいけど、おっちょこちょいで短気過ぎて、とりあえずやってしまっては頭を抱えて後悔するんです、私は...(泣)
というわけで、写真を編集するソフトもどこかにいってしまい、今回は写真なしで書きたいと思います<m(__)m>
あと、前回のつづきは今度にさせていただきたいと思います。
今日は北朝鮮の金正日総書記が亡くなって1年になる日ですね。もう1年か...亡くなった人の命日につべこべというのは私も嫌なのですが。今頃総書記は、1年に2回もミサイル発射を断行した後継者の正恩氏のことを「よし、よくやった!!」と、笑みを浮かべて見守っているんだろうか...と思ってみたり。
さて、今回のブログのタイトルですが、このタイトルは、私が、今月12日の北朝鮮のミサイル発射が伝えられた後に、ツイッター上に書いた「つぶやき」です。実はその前日に、「恐ろしく恐ろしい国―北朝鮮」と書きましたが、後に「【政権】」を付け加えて訂正。訂正の際にその理由について、「私は、北朝鮮の一般民衆と一部上層部だけの北朝鮮政権を切り離して見るべき、考えるべきだと思っています。しかしながら、私自身が誤ったイメージを持たれるおそれのある表現を使ってしまったと思ったので、訂正いたします。」と書きました。今回のミサイル発射のようなことは、中に暮らす一般民衆や私たち脱北者にとって、迷惑な話であることを伝えたかったからです。
そのつぶやきのあと、ある方から次のような質問が寄せられましたので、ここに引用します。引用につきましては、ご本人のご了承をいただいています。
「直前直後のリツイートと併せると、北朝鮮が「恐ろしく恐ろしい国」っていう意味は、あれだけ無謀な「人工衛星」発射を、実際に結局目標通り達成した事実が、あとはこの発射費用が北の朝鮮人民の食費ほぼ一年分ってのも含め努力の方向性が、ってことですかね...?」
この質問に対して、私はすぐにお答えすることができませんでした。心の中ではいろんな想いがあって、恐ろしい政権だなぁと思っていますが、実際にどういうところについてそう思うのか、言葉に出す、または文章にすることは難しいと感じました。なので、自分の頭の中を整理することも兼ねて、ここにいま思っていることを書きたいと思います。
北朝鮮の、あの金正日総書記から「独裁者」の権力と政権を引き継いだ金正恩氏が、一度では懲りず年に2回も断行したミサイル発射実験(日本では事実上の長距離弾道ミサイルと表記。北朝鮮は、人工衛星をロケットで打ち上げるのだと言っていましたね)。率直に言いますと、私はその発射実験自体をもって恐ろしいと書いたわけではありません。私が恐ろしいと思ったのは、金正恩氏のその執念でした。そこまでしてミサイル発射を、実験を続けたいともがくその恐ろしい執念に対してでした。結局同じことを言っているんだと言われるかもしれませんが。
私は、自由が制限された国で、大きな世界を見ることができないで18年間育った、いわば「井の中の蛙」のような者です。なので、北朝鮮がミサイル発射実験を行うことに対する国際社会の様々な見方や、国家間の関係など、難しいことについてはよくわかりません。私が一番関心をもつのは、北朝鮮政権があんなことをすることによって、北朝鮮に暮らしている一般住民、庶民の暮らしはどうなるのか、よくなるのかということです。
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