◆北朝鮮の三度目の核実験について聞いて...
しばらくブログの更新が滞り、すみません。いつものことですよね(私も、反省ばかりで実践しない自分に呆れていますーー;)
ありがたいことに、1月末に出版となった本について、また脱北者のことについて、私の話を聞いてくいただける機会が増え、あっという間に2月が過ぎたって感じです^^;
さて、2月の12日、韓国や中国、そして北朝鮮も旧正月のお祝いムードに包まれている中で行われた、あの国の三度目の核実験。夕方のニュースで北朝鮮の核実験のことが報道されていたとき、私は、どうしても焼き鳥が食べたくなって鶏肉と白ネギを串に刺してグリルで焼いていました。
「えぇっつ?!また?!もう!!!」
何をやってくれているんだとテレビに向かって突っ込んでいると、何かが焦げている匂いが......あぁ!私の焼き鳥が~~!もう!!!
(ちょっと不謹慎な表現かも。すみません。)
さてさて、まじめな話を少しだけ。12日、テレビのニュースで、北朝鮮の朝鮮中央通信が「3回目の地下核実験を成功裏に実施した」と公式に発表するのをみました。
今回の北朝鮮の核実験に対して、日本をはじめ周辺国は強く非難、追加の制裁措置を決めるなどして対応、国連の安全保障理事会も、今回の北朝鮮の核実験は国連安保理の決議への明確な違反であると強く批判しました。
世界中から国レベルで、また学者や専門家たちが、北朝鮮の核実験に対する考え方を示す中で、実際にその国に暮らしていた、脱北者と呼ばれる私は、どんな想いでそのニュースを見ていたのかについて、少し書きたいと思います。もちろん、私がいまも北朝鮮の中に暮らす民衆や、私のような脱北者たちの気持ちを代弁して書くことはできませんが、私個人が思う、今の気持ちを率直に書きたいと思います。前回、北朝鮮のミサイル発射のときに書いたブログの内容と重なる部分も多いのですが、もう一度書きたいと思いましたので。
北朝鮮の核実験が隣国や世界の平和を脅かす危険極まりない行動であることは、もちろんですが、私はそれ以外にも、北朝鮮の核実験は「何のため」より、「誰のため」なのかという視点で考えたいと思いました。果たしてあの金正恩政権は誰のために、そこまで核実験に執念を燃やしているのか、それが中に暮らす人々、金正恩政権下で苦しんでいる民衆のためではないことを思うと、怒りが込みあがってきてならないのです。
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