政府軍支配地域にある工場の壁には、バッシャール・アル アサド大統領の肖像画が掲げられていた。(シリア北東部ハサカ県カミシュリ市3月下旬撮影:玉本英子)

 

シリア北東部ハサカ県最大の街カミシュリ市。アレッポなど各地でおこなわれている空爆もなく、街は一見、平穏に見えた。しかし市は2つに分断されている。街の4割をシリア政府軍が、6割をクルド組織、人民防衛隊(YPG)が支配下におく。境界線では双方が対峙し、緊張状態が続く。政府関係の建物が並ぶ通りには自動小銃を持った政府軍兵士たちの姿が見られた。YPGの地区では、組織と強いつながりがあるクルディスタン労働者党(PKK)のアブドゥラ・オジャラン党首の顔写真の大きな看板が掲げられていた。
【シリア・ハサカ県カミシュリ市 玉本英子】

政府軍支配地域にある工場の壁には、バッシャール・アル アサド大統領の肖像画が掲げられていた。(シリア北東部ハサカ県カミシュリ市3月下旬撮影:玉本英子)

 

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