朴大統領との二国間会談で明言「中国、安保理対北制裁徹底遵守」
(デイリーNK 李尙龍 記者)
中国の習近平国家主席は7日、北朝鮮の非核化と関連し朴槿恵大統領に「北朝鮮の核保有を反対し、北朝鮮による新たな核実験を決然と反対する」と述べた。
習主席は同日、アジア太平洋経済協力体(APEC)首脳会議への参加も兼ね、インドネシアのバリを訪問中の朴大統領と行った二国間会談でこのように述べたと韓国政府の高位関係者が伝えた。
習主席は朴大統領が中国常務部など4つの部署が対北輸出禁止品目を発表したことを評価するや「中国は(北朝鮮の核実験に対する対北制裁など)安保理決議を徹底して遵守する」と強調した。
習主席はまた「これからは朝鮮半島でこうした問題(北朝鮮の核など)と関連し、悪循環が繰り返されることを防ぐ必要がある。武力に頼った方法では解決できないため、対話、特に6カ国協議を通した早期対応が実現するよう環境を整えていく必要がある」と話した。
このほかに習主席は「(韓国政府が推進する)DMZ(非武装地帯)平和公園を実現させるため、中国ができることは検討する」とした。
一方、朴大統領は習主席に「北朝鮮が核を破棄し経済発展に注力するよう中国が強く説得し尽力していただけるよう要請する。北朝鮮が正しい選択をするよう導くためには、両国の緊密な協力が非常に求められる」と話した。