19日に国連総会第3委員会で採択された、北朝鮮の人権侵害が深刻だという内容の「北朝鮮人権決議案」に対し、北朝鮮当局が強く反発した。21日付の朝鮮中央通信が伝えた。

外務省代弁人は人権決議案について
「米国とその追随勢力が毎年行う反共和国『人権決議』つくり上げ策動は、人権の政治化と選択性、2重基準の極致として、われわれはそれをいつものように強く糾弾、排撃する」
と強く批判した。「北朝鮮人権決議案」は、昨年に続き今年も無評決で採択された。

以下は、朝鮮中央通信が伝えた外務省代弁人のスポークスマンの談話である。
わが共和国を目の上のこぶのように見なす敵対勢力は、今年もあらゆる虚偽・ねつ造資料でつくり上げた反共和国「人権決議」を強圧通過させた。
米国とその追随勢力が毎年行う反共和国「人権決議」つくり上げ策動は、人権の政治化と選択性、2重基準の極致として、われわれはそれをいつものように強く糾弾、排撃する。

人民大衆中心の朝鮮式社会主義制度に対する体質的な拒否感にとらわれて人民愛の政治によって躍動する現実に顔を背けて白を黒と言うこのような「決議」のつくり上げは、人権擁護とは何の縁もなく、対決と不信を激化させるだけである。

人権を不純な政治的目的に悪用してわが共和国の自主権を侵害し、尊厳高い社会主義制度をどうにかしてみようとする敵対勢力の笑止千万な試みは、歴史のしゅん厳な裁きを免れないであろう。
われわれは、一心団結の威力で敵対勢力のあらゆる挑戦と謀略策動を断固と粉砕し、人民の幸福が実現される社会主義強勢国家をこれ見よがしに建設するであろう。
(石丸次郎)

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