
ミャンマー(ビルマ)中部の都市、マンダレーの中心部。その一角に建つ清真寺は、イスラム寺院(モスク)だ。
金曜日の午後、礼拝の時間になると、地元の中国系ムスリム(イスラム教徒)が次々と集まってきた。
スピーカーからは、アラビア語で「神は偉大なり」と、厳かな声が響き渡る。

中国系のムスリムは「パンディ」と呼ばれ、人口6000万人のミャンマーに、3~5万人いるといわれる。
寺院のなかでは、男性たちがひざまづき、メッカの方角に身を向け、静かに祈りをささげていた。
【マンダレー・宇田有三】
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