この映像は1999年夏、鴨緑江の中国側から撮影された北朝鮮両江道の様子である。
小学校の生徒に見える子供たちが、集団で川の水を汲んで丘の上の建つ学校に運んでいる様子である。学校で川の水を生活用水として使うため、子供たちを動員 している。指示している教師たちは、私たち撮影チームに気付き川べりには降りて来ず、丘の上の遠いところで監督している。
北朝鮮では水道の施設が老朽化している上、電気不足でポンプが動かない。そのため水道が使用できなくなって生活の使う水の問題が深刻だ。住民たちは川の水を汲んで生活用水として利用する場合が多い。現在も、鴨緑江の水をそのまま飲用水として使うケースはごく普通である。(整理=南正学)
動画 (01分9秒) (C)ASIAPRESS