イスラエル軍からの激しい攻撃が続く、パレスチナ暫定自治区ガザ。死者数は、8月2日現在で1600人を超えた。爆撃は広範囲にわたり、女性や子どもを含む一般住民に多数の犠牲者が出ている。古居みずえが現地ガザから報告する。(アジアプレス編集部)

シャヘド・アルーイールさん(10歳)は避難していたベイト・ハヌーンにある国連の学校で、イスラエル軍の攻撃にあった。彼女の頭部のレントゲン写真には、耳の下に白い破片が見える。(7月28日ガザ地区シェファ病院で  撮影・古居みずえ)
シャヘド・アルーイールさん(10歳)は避難していたベイト・ハヌーンにある国連の学校で、イスラエル軍の攻撃にあった。彼女の頭部のレントゲン写真には、耳の下に白い破片が見える。(7月28日ガザ地区シェファ病院で  撮影・古居みずえ)

 

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【ガザ攻撃】
6月末、パレスチナ暫定自治区ヨルダン川西岸で行方不明になっていたイスラエル人の少年3人の遺体が発見され、イスラエル政府はイスラム原理主義組織ハマスの犯行だとして非難。今月初めにはこれに対する報復と見られるパレスチナ人少年殺害事件がエルサレムで発生。少年は焼き殺されたと報じられたことから、自治区ガザで抗議が広がり、ハマスがロケット砲撃をおこなった。イスラエルはただちに報復を決め、本格的な空爆作戦を開始。爆撃は広範囲にわたり、女性や子どもを含む一般住民に多数の犠牲者が出ている。またハマス側もロケット弾で応酬を続ける。ガザ攻撃は過去にも何度も 起きており、2008-2009年にはパレスチナ、イスラエル双方の死者は1400人にのぼる。その犠牲者の多くはパレスチナ住民だった。

 


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