8月8日、停戦交渉が失敗し72時間の停戦期限が切れ、攻撃が再燃したパレスチナ・ガザ地区。1800人を超えたイスラエル軍の攻撃による 死者は、今後も増えることになるのか。女性や子どもを含む一般住民に多数の犠牲者が出ているガザ現地から、古居みずえの現地報告。(アジアプレス編集部)
◆電気がない 水がない 8月9日
イスラエルの攻撃中は危険なために人々は家にこもっていたが、一時停戦になると生活を守るために大忙しだ。子どもたちも水の確保に駆り出される。
ガザでは2006年からイスラエルによる封鎖のために慢性的な電気不足と水不足が続いているが、7月29日にガザで唯一残っていた発電所が爆撃されたために、停電が続いていた。
現在は1日に数時間は来るようになったものの、時間は不定期だ。水をポンプで吸い上げるために、電気不足は水不足にもつながっていく。停電が続く と、家でパンを焼くことも出来ない。パン屋の前には行列ができ、一時はパンを求める人たちで溢れた。しかしこの停戦も終わりを告げた。
【ガザ地区 古居みずえ】
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