イラク 中東地域 戦争の現場から 【連載・写真特集】イラクのヤズディ教徒たち 【連載・写真特集】イラクのヤズディ教徒たち(5)◆フセイン政権崩壊後~武装勢力の標的に 2014.09.05 玉本英子 ギルオゼールの町。旧フセイン政権によるヤズディ教徒強制移住政策で、シンジャル山のふもとに暮らしてきた人たちが土地を追われた。産業もなく、土漠地帯に追放されたため農地を耕しても枯れるばかりだった。仕事はなく、若者の多くは北部のクルディスタン地域へ出稼ぎに行く。(ギルオゼール・2011年)シンジャルはニナワ県にあたるが、クルド系ヤズディ教徒住民がほとんどを占めるため、クルディスタン地域政府がペシュメルガ兵士を派遣し、治安警備を担っていた。市内中心部で。背後にある歴史的建造物の塔は、その後、イスラム国によって爆破された。(シンジャル・2011年)シンジャルの下町地区で。ヤズディ教徒の子どもたち。(シンジャル・2011年)次のページへ ... 1 2 3 Facebook postはてブLINEPocketFeedly