イラク シリア 中東地域 戦争の現場から 【連載・写真特集】イラクのヤズディ教徒たち 【連載・写真特集】イラクのヤズディ教徒たち(7)◆「イスラム国」による殺戮~町が消える 2014.09.08 玉本英子 8月7日、オバマ米大統領は、ヤズディ教徒保護の人道目的として米軍による限定空爆を承認した。空爆はシンジャルのほか、マハムールなどの地域でも遂行された。写真は米軍戦闘機が「イスラム国」戦闘員を攻撃したときの映像。(米中央軍公表映像)シンジャルとその近郊のヤズディ教徒、数万が「イスラム国」に追われた。北部のクルディスタン地域か国境が近いシリア側で「イスラム国」の支配が及んでいない地域に逃れたが、残された住民が山で包囲されることになった。写真は「イスラム国」が支配する前のシンジャルの町。(2011年)山に包囲され、食糧を絶たれた数万の住民。衰弱死する子どもや老人があいつぐなか、イラク政府軍に続き、アメリカ軍、イギリス軍などの輸送機が食料を投下。乳幼児や病人などの一部住民はイラク軍ヘリで救出されたものの大半は山に取り残された。写真は乳児を救出するイラク軍。(イラク国防省公表映像)次のページへ ... 1 2 3 4 Facebook postはてブLINEPocketFeedly