シリア 中東地域 戦争の現場から 〔イラク・シリア現地報告〕写真特集 〔イラク・シリア現地報告〕写真特集(4)イスラム国に町を奪われたヤズディ教徒 【解説図解】 2014.11.10 玉本英子 町がイスラム国に制圧された8月3日、シンジャル山に逃げ込んだ住民はおよそ5万。その後、2万がYPGに救出され、シリアのYPG地域へと逃れた。脱出路が開けたあとは、徐々に安全な場所へ避難していった。それでもシンジャル山一帯はイスラム国に包囲されたままで、9月の取材時、山にはまだ1万人近いヤズディ教徒の人たちが残されていた。人びとはシリアやトルコのクルド系支援団体からの食糧や衣料支援を受けていた。(2014年9月、イラク・ニナワ県シンジャル山・玉本英子撮影)シリアやトルコに暮らすクルド人から集められた支援物資を受け取る避難民。YPGの開いた脱出路を通ってシリアからトラックで運んでくる。イスラム国の支配地域に囲まれ、輸送は命懸けだ。(2014年9月、イラク・ニナワ県シンジャル山・玉本英子撮影)豆、塩、小麦粉などが避難住民に配られる。だが、運ばれてくる道路は戦闘が起きると寸断される。また輸送機による上空からの物資投下もイスラム国の対空砲攻撃があるため、容易ではない。(2014年9月、イラク・ニナワ県シンジャル山・玉本英子撮影)次のページへ ... 1 2 3 4 Facebook postはてブLINEPocketFeedly