ミャンマー(ビルマ)で2015年2月13日、独立の英雄「アウンサン将軍」の生誕100年を祝う式典が全国規模で開かれた。フォトジャーナリスト・宇田有三が現地からリポートする。
「アウンサン将軍」の生まれ故郷であるマグウェ地域ナッマウでは、実の娘でもある民主化指導者のアウンサンスーチー氏も式典に参加した。そのため、普段は静かな田舎町ナッマウに1万人以上の人びとが集った。
トラックをバスに仕立て、マンダレー地域から70人の参加者を連れてきたウー・タウンサウンさん(70歳)は、「今の政府のやり方を見ていたら、ア ウンサン将軍の歴史を消し去ろうとしているとしか思えない。でも、そんなことは許されない。アウンサン将軍の国民を思いやる意思は、100年どころか、 200年も300年も400年もずっと生き続けるんだ」と語ってくれた。(宇田有三/ナッマウ)
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