2013年3月、平安南道平城(ピョンソン)市。トロリーバス (電気軌道バス)が道路の真ん中に止まっている。撮影者が運行しているのか尋ねると、停電で動かないと車掌が答えた。
2012年11月、両江道恵山市の公営バス停留場では、バスに乗ろうとする住民の間で騒ぎが起きていた。住民が乗降口に殺到するが、バスは住民たちを引きずるようにして出発してしまう。
庶民の足とも言える公共バスは、高い燃料代と政府の財政難、電力難のため、運行本数が大幅に減っている。このため、バス一台一台が超満員にならざる を得ず、混乱が絶えない。恵山市に住むアジアプレスの取材協力者は「公共の移動手段がバスしかないため、人の上に人が乗っている始末」と語った。
それでも移動手段が必要な住民は、高いお金を払って「サービ車」を利用する。公共バス網がマヒしているため、市場経済式の「サービ車」が隆盛してい るのである。これは本来非合法であるが、軍や企業所が副業として運営したり、金持ちが賄賂を払って組織の看板を借りて運営している。
動画 (1分10秒) (C)ASIAPRESS
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