◆他の候補者から相手にされなくとも、自分の選挙に挑む
武田監督:
伊那市の市会議員選

無所属で地元出身者でもなかった八木さんだったが、仲間の協力を得ながら、自分の選挙に挑んでいく。(ドキュメンタリー映画「イナかのせんきょ」より)
無所属で地元出身者でもなかった八木さんだったが、仲間の協力を得ながら、自分の選挙に挑んでいく。(ドキュメンタリー映画「イナかのせんきょ」より)

 

挙立候補者のほとんどは50代から70代で、「馴れ合い」の選挙が続いてきたという感じでしょうか。30 代で無所属の八木さんは、他の候補者から相手にされていませんでした。それでも仲間の協力を得ながら、前を向き、自分の選挙に挑んでいました。そんな手探 りの様子も、選挙結果も、ぜひ見てほしいと思います。映画を通じて、若い人たちには「投票して」というだけではなく、「どんどん立候補して」と言いたいで す。

【アジアプレスネットワーク編集部】

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武田倫和:1979年生まれのドキュメンタリー映画監督。2001年、原一男監督が開講した「CINEMA塾」に参 加。共同作品で「ウトロ 家族の街」、2009年には約10年をかけて南京事件の当事者を取材した「南京・引き裂かれた記憶」を製作。「イナかのせん きょ」は撮影、編集も担当、今後も伊那市の「街づくり」を継続的に撮り続けるという。大阪在住。

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