女盟員らに強要される各種の負担についてよく分かる資料がある。
2014年末、アジアプレスは、女盟員の「生活総和ノート」の現物を入手した。「生活総和ノート」とは、毎週行われる組織別の反省集会「生活総和」の個人 記録が書かれたものだ。入手した「生活総和ノート」には、2週に1回の割合で「組織の課題」として外貨稼ぎ、贈り物用(執権者の誕生日や国家的な名節に使 う)」などを名目に、穀物を納めるよう記されていた。 例えば、12月○日に行われた「生活総和」では、ノートの持ち主の女性は、女盟組織から「外貨稼ぎ用の豆5キロ、贈り物用の豆31キロ」を組織に納めなけ ればならないと記録している。
専業主婦なら面倒な社会生活(会社の上司や同僚間の問題)などから解放されると思われがちだが、述べて来たとおり、主婦が所属させられる女盟組織か らは、労力動員と物資の供出ノルマが課される。それらの過重な負担を避けるため、賄賂を使って職場に通っているという虚偽書類を作り、女盟組織から脱退す る主婦が増えているという。
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