仮に、英語に翻訳することを考えると、例えば、ロシアのマフィアについて調べる際には、当然、ロシア語の文献の方が英語の文献よりも情報は多い。
だから、ロシア語の文献をグーグルで検索して、それを翻訳ツールにかければ少なくとも英語の一般情報よりは詳しい情報を入手することができる。
ラッセルは、「もちろん、グーグルを使わないという選択はあるでしょうが、今のジャーナリストがそういう選択をするとは思えません。グーグルは機能を日々、向上させており、それはジャーナリズムの質の向上につながるものと考えています」と話した。
会議は2年に1度開かれ、ほとんどがヨーロッパでの開催となっている。会議を主催した「国際調査報道ネットワーク」のデビッド・カプランカプランは、可能ならアジアでも開きたいと話している。
「この会議を開くのに50万ドルほどかかっており、それを多くの寄付と、参加者の払う参加費とで賄っている。アジアでは小規模な会合を去年、マニラで開いたが、できれば日本でも開きたい」
50万ドルの多くはアメリカの財団からの寄付だが、実はノルウェー外務省からの助成金も入っているという。
カプランに、「政府からの寄付を受け取るのか?」と尋ねると、笑って答えた。
「それは、どこの国かによるよ」
(了)
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