「...大阪維新の会反対、大阪都構想に反対の象徴として位置付けられている藤井氏の存在が広く周知されること自体が、大阪維新の会、大阪都構想に反対している政党及び団体を利することになる」
2月12日付けで在阪各局に送られた書面 [PDF]

「藤井氏が、維新の会、大阪都構想に中立なわけがなく、番組で虚偽の中立宣言をした藤井氏を出演させる放送局の責任は重大である」
2月16日付けで在阪各局に出された書面 [PDF]

「藤井氏は平成27年3月7日に突如、大阪都構想に反対の立場を番組上宣言しました。(中略)放送の中立性・公平性の観点から、藤井氏をレギュラーコメンテーターとして番組に出演させることが適切だと考えますか?」
3月10日付で朝日放送に送られた書面 [PDF]

文面上は「公平」を求める体裁を取っているが、突き付けられた放送局は当然プレッシャーを感じたはずだ。放送における公平さの基準とは、政治権力に 求められて作るものではない。あくまで放送局が独立して判断するものだ。政治権力が「公平」の名のもとにあからさまに、報道に口をはさんで干渉する光景が 日常化していくのが怖い。

焦点、争点になっているある政策に対し、賛成、あるいは反対の意見表明している人が番組に出ることが公平でないなら、橋下氏自身が、今後コメンテーターとして番組に出られないことになる。

メディアがほとんど取り上げなかった特別秘書問題...

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