一方、近隣の他の農場の状況を、別の協力者が取材したところ、騒動には至っていないものの、脱穀を巡る同様のトラブルが発生して農民たちから不満の声が上がっているという。
協同農場での集団農業を続けて来た北朝鮮では、この数年、耕作を実際に担当するグループ=「分組」を細分化し、事件のあった農場では、今年に入ってほぼ家族単位で生産を請け負う運営を始めていた。そのため、従来の「分組」の幹部の権限が縮小していた。
※アジアプレスでは、中国の携帯電話を投入して北朝鮮国内の情勢を調査している。
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