キム・ドンチョルが撮影した映像を見ると、「デゴリクン」たちが自転車にトウモロコシなどをいっぱい積んで坂道を上がっていく場面が出て来る。映像の中で「デゴリクン」の男性は次のように話す。
「転売しても1キロ当たり30ウォン程度しか残らず利益は多くない。よく稼いだ日でトウモロコシの3キロ分の利益、稼げなければ1キロ分」。

撮影当時のトウモロコシ価格は1キロ=約3000ウォンだったので、3キロ分の利益9000ウォンを得ようとすると、300キロのトウモロコシを運んで転売しなければならない。大変な重労働だ。
金正恩政権になって住民の移動に対する統制が強化された。また、検問所では、運ばれる食糧を押収したり、賄賂を要求したりするため「デゴリクン」の生活は一層悪化しているという。(ペク・チャンリョン)

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