両江道に住む女性には8日晩に話を聞くことができた。やはり彼女も、当局が宣伝するように、衛星打ち上げに成功したと喜ぶ住民はいないとして、次のように語った。
「(政府が)衛星を打ったというけれど、(住民の反応は)ああそうですかという程度。『宇宙強国になった』という宣伝自体にも(住民たちは)全く関 心ありませんよ。むしろ『衛星を打つなら(金があるなら)、コメの配給を支給するべきだ』と言い合っています。衛星ロケット打ち上げには莫大な費用がか かっていることを、皆わかっていますからね。(国内の)報道や学習会では『我われは大国だ』と騒いでいます。でも、私たちの暮らしには、何も良くなったも のはありません」
地元住民の間には、核実験にも「ロケット」発射にも無関心が蔓延し、民衆の暮らしを無視して兵器開発に大金を費やす金正恩政権への不満の空気が広がっているようだ。
※アジアプレスでは、中国製の携帯電話を北朝鮮内部に投入して連絡を取っている
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