住民たちが「金カバン」に反応しているのは興味深い。李雪主氏がよく携えている黒色のハンドバックを指しているようだが、これが市場で商売をしてい る女性たちが携帯している現金を入れるセカンドバッグと同じように映るのだろう。ちなみに平壌でも地方でも若い女性がハンドバッグを携える姿は、まだまだ 一般的ではない。
「あの女は、最初は若いせいか、軽々しくせわしく動き回っていたけれど、最近は少し落ち着いてきた感じがする。でも、あの人のしていること(視察同 行など)を見ていると、下々の民衆の実情のことなんか、まったくわかっていないと思う。でたらめでしょう」(咸鏡北道の男性労働者)
北朝鮮メディアを見る限り、李雪主氏の公式発言が社会に伝えられたことはなさそうだ。つまり、北朝鮮住民たちが口々に語る悪評判は、映像や写真に登 場したイメージによるものに過ぎないのだ。若くて美しいことが、今のところマイナスに作用しているが、それが本人の責任でないことは言うまでもない。
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