和子さんの話では、看板はアイ・アジアの報道後に立てられたものだという。定期的に事故現場を訪れている和子さんは、報道前に看板を見ていないからだ。これについて長居パークセンターにアイ・アジアが電話で問い合わせると、当初は、「看板は設置していない」と答えた。
「では、看板は誰が設置したのか?」
「それは知りません」
次に現地で再確認をして尋ねると次のように答えた。
「これは昨年の春から夏にかけての時期に設置したものです」
この説明も極めて不明瞭なものだが、要はアイ・アジアの報道後に慌てて設置したものではないと主張したいのだろう。
これについても前出の48才の男性は次のように話す。
「私は定期的に長居公園でジョギングをしていますし、その際には常に事故現場で手を合わせています。この看板は直ぐに目に入りますよ。去年の春から夏にかけて設置?それは嘘ですよ」
いずれにせよ、この悲劇を繰り返さないために公園の管理者が行うことは、立て看板を立てることだけだとは思えない。
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