北朝鮮北部の会寧(フェリョン)市で、住民の中国への脱出を手助けしたとして国境警備隊の幹部が逮捕され、銃殺されることになりそうだと、4月6日北朝鮮内部の取材協力者が伝えてきた。(カン・ジウォン)
この取材協力者によると、逮捕されたのは国境の川・豆満江の会寧市付近を担当する国境警備隊後方部隊の大隊長。住民2人の脱北を幇助したとして3月24日に逮捕されたという。
「(罪名は)人身売買ということだが、脱北させた2人が韓国に入ったこと発覚して逮捕されたそうだ。咸鏡北道の国家安全保衛部に身柄を引き渡された。銃殺に処されることになったと言われている。脱北し2人が高位の人物だったのかもしれないが、詳細はわからない」
とこの協力者は述べた。
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