転覆したセウォル号 (写真 ダイビング・ベル)
転覆したセウォル号 (写真 ダイビング・ベル)

 

乗員・乗客に死者295人、行方不明者9人、捜索作業員に死者8人を出した―韓国最悪の海難事故、それが「セウォル号」事件だ。

2014年4月に韓国全羅南道珍島(チンド)沖で転覆・沈没した旅客船「セウォル号」。船体に取り残された乗客の多くが修学旅行に向かう高校生だったこともあり、救助活動のもたつきや、情報開示の不手際で、朴槿恵(パク・グネ)政権は、強い批判を浴びた。

韓国紙中央日報は7月1日、大統領府がテレビ局に政府の責任を問う報道をしないよう圧力をかけた疑惑について報道している。

◆政権揺るがせた映画「ダイビング・ベル」公開

救出作業の初動段階で、民間の長時間潜水設備「ダイビング・ベル」の投入を巡って、政府・海洋警察の判断が混乱した。

その現場の混乱ぶりを、潜水業者に密着して撮影したドキュメンタリー作品『ダイビング・ベル/セウォル号の真実』が大阪市でロードショー公開される。

上映は7月2日~8月5日まで。7月2、3日は、15:50と17:30からアン・ヘリョン監督のトークがある。詳細は、上映劇場のシネ・ヌーヴォまで 06-6582-1416 (石丸次郎)
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