◆ISの標的となったシンジャル住民
武装組織イスラム国(IS)がイラク北西部の町シンジャル一帯を制圧してから2年。町や村に暮らしてきたヤズディ教徒はISの標的となり、1000人以上が虐殺され、10万におよぶ住民が避難民となった。中心部は昨年、クルド部隊に奪還されたものの、近郊では今も激しい戦闘が続き、住民の帰還のめどは立っていない。また2000人を超える女性や子どもが拉致され、一部は今も行方不明のままだ。悲劇から2年。ヤズディ教徒が直面した苦悩と悲しみを振り返る連続写真報告の第1回。(玉本英子)
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