イラク シリア 中東地域 戦争の現場から <イラク写真報告>ヤズディ教徒襲撃から2年(2)ISの殺戮から逃れ、山で命絶えた住民も(写真8枚) 2016.08.06 玉本英子 シンジャル山に逃げ込んだ住民は5万におよぶ。山は岩山で、川も木も少ない。真夏の50度を超える気温のなか、孤立した人びとは飢餓と脱水症状に直面する。写真の老人は、衰弱して力なく横たわっている。(2014年8月、住民が携帯電話で撮影) 山で孤立した住民のために、イラク政府軍が上空から輸送機で食料などの救援物資を投下。だが、住民すべてに行き渡ったわけではなかった。その後、アメリカなどが物資投下に加わった。写真は物資を投下するイラク軍輸送機。(イラク国防省映像)シンジャル山に逃れた住民。1か月後にクルド組織・人民防衛隊(YPG)の部隊が突破口を開いて住民を救出した。だが、一部の住民は山に残った。写真はYPGに同行し、包囲が続くシンジャル山を取材したときのもの。(2014年9月撮影・玉本英子)山に避難した住民。人びとが殺されるのを見たと話す男性。拉致された女性たちを守れなかったことを悔いていた。(2014年9月撮影・玉本英子) 次のページ:ヤズディ教徒保護の人道目的などを理由に限定空爆を開始... 1 2 3 Facebook postはてブLINEPocketFeedly