そこで注意が必要なのは、ラカイン語とミャンマー語は同じ系統の言語ですが、発音が異なるということです。
ラカイン語の「R」は、ミャンマー語では「Y」に変わります。ラングーン(Rangoon)→ヤングーン→ ヤンゴン(Yangon)と変わってきました。
外国の文献にある表現で、例えばミャンマーに関する日本語の資料を読んでいると、「ラカイン(Rhakine)」とか「ヤカイン(Yakine)」とか表記されていますが、基本的に同じ言葉なんです。(つづく)

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宇田有三(うだ・ゆうぞう) フリーランス・フォトジャーナリスト
1963年神戸市生まれ。1992年中米の紛争地エルサルバドルの取材を皮切りに取材活動を開始。東南アジアや中米諸国を中心に、軍事政権下の人びとの暮らし・先住民族・ 世界の貧困などの取材を続ける。http://www.uzo.net
著書・写真集に 『観光コースでないミャンマー(ビルマ)』
『Peoples in the Winds of Change ビルマ 変化に生きる人びと』など。

 

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